今日のTLT学習 インダス文明と仏教のおこり(中学歴史)
問題
インドでは紀元前2500年ごろ,インダス川流域で( )文明がおこった。( )文字をともない,( )の遺跡がある。
やがて中央アジアから侵入した( )人によって,先住民は奴隷(どれい)化され,バラモン(神官)を最高位とするきびしい身分制度がつくられた。
紀元前 500年ごろには,( )があらわれ,人は平等であり,迷いを脱すれば救われると説き,仏教を開いた。紀元前3世紀に仏教はインドを統一したアショカ王によって保護されて栄えた。( )地方では,ヘレニズム文化の影響を受けた仏教美術が栄えた。仏教は,やがて東南アジア,チベット,( )に伝わり,朝鮮をへて日本にも伝えられた。
解答
インダス
※紀元前2500年ごろですから, 今から4500年ほど前ですね。インダス川流域でおこった文明なので, インダス文明とよばれます。
インダス
※インダス文字がきざまれた印章が出土していますが,未解読です。インダス文字が解読されたら,インダス文明ももっといろいろなことがわかるでしょうね。
モヘンジョ・ダロ
※インダス文明の遺跡として重要なものは,モヘンジョ・ダロの遺跡とハラッパーの遺跡です。モヘンジョ・ダロの遺跡は,必ず覚えておく必要があります。
モヘンジョ・ダロは「死者の丘」という意味です。幅10メートルの道路が四方に走り,水洗式のトイレや水浴場などがあります。明らかに都市計画にもとづいてつくられたことがわかります。
アーリア
※アーリア人が侵入して先住民を征服し,各地に都市国家をつくったのです。
シャカ
※バラモン教の教えにもとづくきびしい身分制度のなかで,多くの人々は苦しい生活をしていました。シャカが身分制度を否定し,仏教を開きました。
「ゴータマ・シッダールタ」は本名。ほかにブッダ(仏陀)などともよばれますが,「シャカ(釈迦)」で覚えましょう。
ガンダーラ
※ガンダーラは,現在のパキスタンの北部にあります。
中国
※仏教は大きな広がりをもつ世界宗教となります。
① インド → ガンダーラ → 西域 → 中国 → 朝鮮 → 日本
② インド → チベット
③ インド → ビルマ → シャム(タイ) → カンボジアなど
④ インド → セイロン(スリランカ) → インドネシアなど
解説
◇インダス文明と仏教のおこり◇
インドでは紀元前2500年ごろ,インダス川流域でインダス文明がおこった。インダス文字をともない,モヘンジョ・ダロの遺跡がある。
やがて中央アジアから侵入したアーリア人によって,先住民は奴隷(どれい)化され,バラモン(神官)を最高位とするきびしい身分制度がつくられた。
紀元前 500年ごろには,シャカ(釈迦)があらわれ,人は平等であり,迷いを脱すれば救われると説き,仏教を開いた。紀元前3世紀に仏教はインドを統一したアショカ王によって保護されて栄えた。ガンダーラ地方では,ヘレニズム文化の影響を受けた仏教美術が栄えた。仏教は,やがて東南アジア,チベット,中国に伝わり,朝鮮をへて日本にも伝えられた。
※インダス文字=モヘンジョ・ダロなどの遺跡から発掘されている。解読されていない。
※きびしい身分制度=バラモン(神官)・王族(武士)・平民・奴隷の身分制度。のち,カースト制という身分制度のもとになった。インドではこのカースト制が根強く残っており,その解消の努力がつづいている。
※仏教=インドでは,4世紀ごろからヒンドゥー(ヒンズー)教が栄え,仏教はおとろえた。
TLTソフトならスピード習熟が可能です。
当記事は、TLTソフトに収録されている問題、解説の一部を加工し掲載したものです。
上記問題が掲載されている中学歴史TLTソフトの詳細目次はこちらでご確認いただけます。(PDF)
日米特許取得済みのTLTソフトでスピード習熟しませんか?
使い放題コースなら、全100教材以上をいつでも自由に好きなだけご利用いただけます。
集中的に苦手な項目だけやるもよし。教材の使い方はあなた次第です!
まずは、無料体験をお試しください。
TLTソフトは、下記サイトでお求めいただけます。
・Newton TLTソフトウェア
・キョーイクソフトオンラインショップ