今日のTLT学習 中国文明と古代の中国(中学歴史)
問題
(1)
中国北部の黄河流域では,早くから( )民族がすみ,あわやきびを栽培する農業や牧畜がおこなわれていた。紀元前1500年ごろ,( )という国がおこった。この国では,(銅器/青銅器/鉄器)が使われ, 漢字のもとになった( )文字がつくられた。王は政治や祭りを亀の甲や牛の骨に刻んだ文字(( )文字)できめていた。この文明は中国文明とよばれる。
(2)
紀元前1100年ごろ周(しゅう)が( )をほろぼして支配したが,やがていくつもの国に分かれて争う( )時代にはいった。この時代には( )製の農具が使われて農業生産が高まり,貨幣も使われた。
この戦乱の時代,多くの思想家があらわれた。なかでも( )は,道徳による政治を主張した。この教えは儒教(儒学)となり,のちに( ),日本にも伝わって大きな影響をあたえた。
解答
(1)
漢
殷
※伝説上の国であった殷が,中国の最も古い文字(亀の甲や牛の骨に刻んだ文字)の解読により,実在していたことが証明されています。証明された,中国の最も古い国が殷です。「殷」は漢字でも書けるようにしておきましょう。
青銅器
※殷王朝の遺跡を殷墟(いんきょ)といいますが,多くの青銅器が発見されており,青銅器の全盛時代だったと考えられています。
甲骨
※亀の「甲」や牛の「骨」にきざんだので「甲骨文字」とよばれます。占いに使用されたとみられ,吉凶を占ったりしたことがわかっています。
甲骨
※甲骨文字の研究によって,殷の政治や社会,祭祀(さいし)などの研究がおこなわれたのです。約3000字が発見され, 約 800字ほどが解読されています。
(2)
殷
※紀元前1100年ごろ殷がほろんで周になります。
春秋・戦国
※春秋・戦国時代で覚えておきましょう。「殷 → 周 → 春秋・戦国時代」とつづきます。
鉄
孔子
※孔子の死後に,弟子たちが孔子のことばを集めたのが「論語」です。「論語」は,孔子の教えを知るための根本となる教典です。
朝鮮
解説
◇中国文明と古代の中国◇
中国北部の黄河流域では,早くから漢民族がすみ,あわやきびを栽培する農業や牧畜がおこなわれていた。紀元前1500年ごろ,殷(いん)という国がおこった。この国では,青銅器が使われ, 漢字のもとになった甲骨文字(こうこつもじ)がつくられた。王は政治や祭りを亀の甲や牛の骨に刻んだ文字(甲骨文字)できめていた。この文明は中国文明とよばれる。
紀元前1100年ごろ周(しゅう)が殷をほろぼして支配したが,やがていくつもの国に分かれて争う春秋・戦国時代にはいった。戦国時代には鉄製の農具が使われて農業生産が高まり,貨幣も使われた。
この戦乱の時代,多くの思想家があらわれた。なかでも孔子は,道徳による政治を主張した。この教えは儒教(儒学)となり,のちに朝鮮,日本にも伝わって大きな影響をあたえた。
※紀元前1500年ごろ=紀元前1600年ごろとなっている教科書もある。
※甲骨文字=亀の甲や牛の骨に刻んだので甲骨文字とよばれている。
※春秋・戦国時代=紀元前8~3世紀で,国がいくつにも分かれて,戦乱がつづいた。
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