今日のTLT学習 「ある」の識別ルール(中学国語)
問題
(1)ア~エの「ある」のうち、品詞の異なるものを1つ選びなさい。(京都府)
ア 両者の違いは、ほかにもいろいろある。
イ 直角の多い石材で囲んだ池がある。
ウ そのないようである独特のバランス感に、わが国の人は心をひかれるように思われる。
エ そうやってできあがった庭は、ある種の安定感がある。
(2)①・②の「ある」は、「動詞・連体詞」のどちらですか。それぞれ答えなさい。
そうやってできた庭は、①ある種の安定感が②ある。
①( )
②( )
(3)ア~エの中から、連体詞の「ある」を1つだけ選びなさい
ア お金というものは、あるところにはあるものだ。
イ ポケットの中にあるものをすべて出した。
ウ それはある晴れた日のできごとだった。
エ 山のふもとにある学校に新入生が入った。
解答
(1)エ
「ある」の品詞を見分けるには、
★動詞
◇「存在する」という意味で、述語になれる。
【例】石材で囲んだ池がある。
★連体詞
◇体言を修飾し、述語になれない。
【例】ある種の安定感がある。
ア~ウは、「存在する」「ものがある」という意味で、すべて動詞です。(ウは勘違いしやすいが、「無いようで有る」というかたまりで考えること。)
エは、「ある」が、体言(名詞)の「種」を修飾しています。これが、連体詞の「ある」です。
(2)
連体詞
連体詞は動詞と違って、述語になれません。
「ある」はこの場合、体言「種」を修飾する連体詞です。
動詞
動詞「ある」は、述語になれます。
「ある」はこの場合、「存在する」という意味で使われ、述語になっています。
(3)ウ
「ある」の品詞を見分けるには、
★動詞
◇「存在する」という意味で、述語になれる。
【例】ポケットの中にある。
★連体詞
◇体言を修飾し、述語になれない。
【例】ある晴れた日。
ア・イ・エは、「存在する」「ものがある」という意味で、すべて動詞。(エは勘違いしやすいが、「山のふもとに有る」というかたまりで考えること。)
ウは、「ある」が、体言(名詞)の「日」を修飾しています。これが、連体詞の「ある」です。
解説
●「ある」の識別ルールを覚えよう。
★動詞
◇「存在する」という意味で、述語になれる。
【例】机の上にペンがある。
★連体詞
◇体言を修飾し、述語になれない。
【例】ある日のことだった。
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