今日のTLT学習 細胞分裂(中3理科)

問題

  1. 細胞分裂が観察できるのは,タマネギの(   )の先端近くなど,成長が(さかんな/止まっている)「(   )」とよばれる部分である。
  2. 細胞分裂を観察するとき,タマネギの根などをうすい(   )に入れ60℃くらいにあたためる。これは,細胞を(こわす/ばらばらにする)ためである。
  3. 細胞分裂を観察するときに使う染色液としては,(   )がよく使われる。染色液で染まるのは,(   )の部分である。
  4. 細胞分裂のとき,核の中に現れるひも状のものは(   )である。染色体は,細胞が(   )するとき(   )の中に現れ,染色液でよく染まる。
  5. 生物が成長するのは,細胞が(   )して数がふえることと,ふえた小さな細胞が(大きく/小さく)なることによる。

 

 

解答

  1. 根 ※最先端より少し内側である。
    さかんな
    成長点
  2. 塩酸 ※酸性の溶液である。
    ばらばらにする ※塩酸が細胞壁を分解することによる。こわしてしまっては観察できない。
  3. 酢酸カーミン溶液 又は 酢酸オルセイン溶液
    ※核の部分を赤く染めるためだよ。
  4. 染色体
    分裂
  5. 分裂
    大きく

 

 

解説

子が親に成長したり,植物の根や茎がのびるようなときには,1個の細胞が2個の細胞に分裂するという「細胞分裂」が見られる。

細胞分裂は根の先端近く(図のCの部分)など,成長がさかんな部分である「成長点」で観察できる。タマネギやソラマメの根などを利用し,朝早く採取するとよい。

X01K9635

 

細胞分裂の観察では,観察するものをうすい塩酸(えんさん)に入れ60℃ぐらいにあたためる。これは細胞分裂の状態をそのまま停止させ,細胞をばらばらにして観察しやすくするためである。そして,このあと水洗いしてかるくつぶし,染色してプレパラートをつくる。

細胞分裂の観察の染色液としては,細胞の観察のときと同じように,酢酸カーミン溶液または酢酸オルセイン溶液が用いられる。
※細胞の中の核や,核の中の染色体が赤く染まる。

細胞分裂を起こすとき,核の中にはひも状の染色体(せんしょくたい)とよばれるものが現れる。染色体は酢酸カーミン溶液などの染色液で赤く染まる。
※染色体は遺伝情報をふくんでいる。

生物の成長は,細胞分裂をして細胞の数がふえることと,ふえた細胞がふつうの大きさにまで大きくなることによる。このため,生物のからだが大きくなったり,根や茎をのばしたりできる。

 

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