今日のTLT学習 肺のつくり(中2理科)
問題
(1)
心臓から(肺動脈/肺静脈)で肺に流れた血液は,( )とよばれる多数のふくろを毛細血管となってとり巻く。
そしてこの部分で( )をうけ取り,二酸化炭素をわたしてふたたび集まり,(肺動脈/肺静脈)となって心臓にもどる。
肺胞全体の表面積が(広い/せまい)ため,血液と接する面積が(広く/せまく)なっている。
(2)
肺動脈と肺静脈では,(肺動脈/肺静脈)のほうが酸素を多くふくむ。
(3)
肺からもどった血液は,(大動脈/大静脈)となって全身に出ていき,枝分かれしながら( )となり,細胞に( )と栄養分をわたす。
そして,( )などの不用物をうけ取り,
ふたたび集まって(大動脈/大静脈)となり,心臓にもどる。
(4)
大動脈と大静脈では,(大動脈/大静脈)のほうが酸素を多くふくむ。
(5)
大動脈と(肺動脈/肺静脈)には動脈血が流れ,大静脈と(肺動脈/肺静脈)には静脈血が流れる。
(6)
メダカの尾ひれの観察で,尾ひれの先に向かう血液中よりも,尾ひれの先からからだにもどる血液中のほうが,二酸化炭素の量は(多い/少ない)。
心臓から出ていった血液は細胞に( )や栄養分をわたし,( )などをうけ取ってもどってくる。
解答
(1)
肺動脈
※心臓から出ていくのは動脈。
肺胞
酸素
肺静脈
※心臓にもどるのは静脈だね。
広い
広く
(2)
肺静脈
※肺から心臓にもどる血液が酸素を多くふくむ。
(3)
大動脈
毛細血管
酸素
二酸化炭素
大静脈
(4)
大動脈
※肺から心臓にもどった血液が大動脈として出ていく。
(5)
肺静脈
※肺静脈が動脈血,逆だから注意しよう。肺で酸素をうけ取った血液が動脈血。
肺動脈
※肺動脈が静脈血,逆だね。細胞に酸素をわたしたあとの血液が静脈血。
(6)
多い
※心臓のほうにもどるのは静脈につながるから…。
酸素
二酸化炭素
解説
肺は,血液に酸素をわたし,血液から二酸化炭素をうけ取るはたらきをする。
これは,肺胞(はいほう)とよばれる多数のふくろの部分で行われる。
肺胞には毛細血管が網の目のようにとり巻いている。このため,血液と肺胞との接する面積が広く,酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換)につごうがよいつくりとなっている。
心臓から肺にいく血管が肺動脈,肺から心臓にもどる血管が肺静脈であるから,肺で酸素をとり入れたあとの血液が流れる肺静脈のほうが,酸素を多くふくむ。
大動脈は心臓から全身に出ていく血管で,枝分かれしながら毛細血管となり,細胞に酸素と栄養分をわたす。そして,二酸化炭素などの不用物をうけ取り,ふたたび集まって大静脈となり,心臓にもどる。
肺からもどった血液(肺静脈)が心臓を経由して大動脈として出ていくので,大動脈は酸素を多くふくんでいる。一方,大静脈は細胞に酸素をわたしたあとの血液の流れなので,酸素はあまりふくまない。
肺で酸素をうけ取った血液を動脈血(どうみゃくけつ),細胞に酸素をわたしたあとの血液を静脈血という。このため,肺静脈と大動脈は動脈血,大静脈と肺動脈は静脈血である。
※動脈血はあざやかな赤色で,静脈血はどす黒い赤色をしている。
※大動脈・大静脈を基準にした命名なので,肺動脈・肺静脈では逆になっているので注意する。
心臓からからだの末端にむかって流れる血液は,細胞に酸素や栄養分をわたす前の血液である。逆に末端から心臓に向かう血液は,酸素や栄養分をわたしたあとの血液で,二酸化炭素などをうけ取った血液である。
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当記事は、TLTソフトに収録されている問題、解説の一部を加工し掲載したものです。
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