0の商(計算問題)解けるかな?
【この内容は、中学数学1年TLTソフトの「学習 乗法と除法」Testing12で学習します】
次の計算をしなさい。
(1)0÷5=
(2)5÷0=
(3)0÷0=
答え:
(1)0÷5= 0
(2)5÷0= 存在しません
(3)0÷0= 存在しません
「0の商」は、中学1年数学の教科書の除法のページに書かれています。(書かれているといっても2行程度ですが・・・)
【 解説 】
(1)
例えば、20÷5の答えをaとすると、
20÷5=a
20=a×5
a=4
となりますね?
同じように、0÷5の答えをaとすると、
0÷5=a
0=a×5
となるので、
a=0
が成り立ちます。
なので、0÷5の答えは0となります。
(2)
5÷0の答えをaとすると、
5÷0=a
5=a×0
となります。
aには、どんな数字を入れても0なので等式が成り立ちません。なので答えが存在しませんね。
(3)
0÷0の答えをaとすると、
0÷0=a
0=a×0
となります。
aは、どんな数字を入れても成り立ちます。なので、決まった答えが存在しませんね。
解析学上で考えると、「答えが存在しない」とは、断言できないのですが、ここでは、「答えは全て0ではありませんよ」と言いたいのです。
実はこの問題、学校や塾の数学の先生でも、間違える場合があるみたいです・・・。
間違った先生方は、これを機会に準備しておきましょう。(笑)