今日のTLT学習 単項式・多項式(中2数学)

単項式と多項式 問題

(1)次の式を簡単にしなさい。

  1. \(-x^2+2x-x^2+3-5x\)
  2. \(2m+3n-5m-6n\)
  3. \(a^2-3a+4-4a^2+2a-6\)
  4. \(-2x-3y+1+x+2y-5\)
  5. \(-x^2-2x+3x^2-3\)
  6. \(5m^2-m+m^2-2m\)
  7. \(ab-3a+5-6ab-2a\)
  8. \(a-3+2a-4\)

(2)次の計算をしなさい。

  1. \(2m×(-4n)\)
  2. \((-7x^2)×x\)
  3. \(5x×4y\)
  4. \(2ab×2b\)
  5. \(6p×2q\)
  6. \(6y^3×(-xy)\)

(3)次の計算をしなさい。

  1. \(2x÷3y\)
  2. \((-3ab)÷12b\)
  3. \(5a÷4b\)
  4. \(10xy÷(-4x)\)
  5. \(a÷a^4\)
  6. \(20m^3n÷4mn\)
  7. \(4xy÷3y\)
  8. \(6x^2y÷(-12xy)\)

解答

(1)

  1. \(-2x^2-3x+3\)
    ※\(-x^2+2x-x^2+3-5x\)の同類項は,
    \(-x^2と-x^2,2xと-5x\)
    この係数を計算して,\(-2x^2と-3x。\)
  2. \(-3m-3n\)
  3. \(-3a^2-a-2\)
    ※同類項は,\(a^2とa\)
    この係数を計算して,\(-3a^2と-a。\)
    \(-aは-1aとは書きませんよ。\)
  4. \(-x-y-4\)
  5. \(2x^2-2x-3\)
    ※\(同類項は,x^2だけでした。\)
  6. \(6m^2-3m\)
  7. \(-5ab-5a+5\)
    ※このような問題では,次数の高い同類項からまとめていきます。
  8. \(3a-7\)

(2)

  1. \(2m×(-4n)\)
    \(=2×m×(-4)×n\)
    \(=2×(-4)×m×n\)
    \(=-8mn\)
    ※計算後の結果も,アルファベット順に書くのが普通です。ですからこの問題でも,\(-8nm\)とせずに\(-8mn\)とするのが正解です。
  2. \((-7x^2)×x\)
    \(=(-7)×x×x×x\)
    \(=-7x^3\)
  3. \(5x×4y\)
    \(=5×x×4×y\)
    \(=5×4×x×y\)
    \(=20xy\)
  4. \(2ab×2b\)
    \(=2×a×b×2×b\)
    \(=2×2×a×b×b\)
    \(=4ab^2\)
  5. \(6p×2q\)
    \(=6×p×2×q\)
    \(=6×2×p×q\)
    \(=12pq\)
  6. \(6y^3×(-xy)\)
    \(=6×y×y×y×(-1)×x×y\)
    \(=6×(-1)×x×y×y×y×y\)
    \(=-6xy^4\)

(3)

  1. \(\frac{\displaystyle 2x}{\displaystyle 3y}\)
    ※(割られる数)÷(割る数)
    \(=\frac{\displaystyle (割られる数)}{\displaystyle (割る数)}でしたね。だから,\)
    (割られる単項式)÷(割る単項式)
    \(=\frac{\displaystyle (割られる単項式)}{\displaystyle (割る単項式)}です。\)
  2. \(-\frac{\displaystyle a}{\displaystyle 4}\)
    ※\((-3ab)÷12b\)
    \(=\frac{\displaystyle -3ab}{\displaystyle 12b}\)
    \(=\frac{\displaystyle (-3)}{\displaystyle 12×b}×a×b←12と-3,分母分子のbを約分します。\)
    \(=-\frac{\displaystyle a}{\displaystyle 4}\)
  3. \(\frac{\displaystyle 5a}{\displaystyle 4b}\)
    ※(割られる単項式)÷(割る単項式)
    \(=\frac{\displaystyle (割られる単項式)}{\displaystyle (割る単項式)}でしたよ。\)
  4. \(-\frac{\displaystyle 5}{\displaystyle 2}y\)
    ※\(10xy÷(-4x)\)
    \(=\frac{\displaystyle 10xy}{\displaystyle -4x}\)
    \(=\frac{\displaystyle 10×x×y}{\displaystyle (-4)×x}←(-4)と10,分母分子のxを約分します。\)
    \(=-\frac{\displaystyle 5y}{\displaystyle 2}\)
    \(-\frac{\displaystyle 5y}{\displaystyle 2}は-\frac{\displaystyle 5}{\displaystyle 2}yと書いてもいいです。\)
  5. \(\frac{\displaystyle 1}{\displaystyle a^3}\)
    ※\(a÷a^4\)
    \(=\frac{\displaystyle a}{\displaystyle a^4}\)
    \(=\frac{\displaystyle a}{\displaystyle a×a×a×a}←分母のa1個と,分子のaを約分します。\)
    \(=\frac{\displaystyle 1}{\displaystyle a×a×a}分子のaは1になります。\)
    \(=\frac{\displaystyle 1}{\displaystyle a^3}\)
  6. \(5m^2\)
    ※\(20m^3n÷4mn\)
    \(=\frac{\displaystyle 20m^3n}{\displaystyle 4mn}\)
    \(=\frac{\displaystyle 20×m×m×m×n}{\displaystyle 4×m×n}←4と20,分母分子のm,nを約分します。\)
    \(=5m^2\)
  7. \(\frac{\displaystyle 4x}{\displaystyle 3}\)
    ※\(4xy÷3y\)
    \(=\frac{\displaystyle 4xy}{\displaystyle 3y}\)
    \(=\frac{\displaystyle 4×x×y}{\displaystyle 3×y}\)
    \(=\frac{\displaystyle 4x}{\displaystyle 3}\)
  8. \(-\frac{\displaystyle x}{\displaystyle 2}\)
    ※\(6x^2y÷(-12xy)\)
    \(=\frac{\displaystyle 6x^2y}{\displaystyle -12xy}\)
    \(=\frac{\displaystyle 6×x×x×y}{\displaystyle (-12)×x×y}\)
    \(=-\frac{\displaystyle x}{\displaystyle 2}\)
    \(-\frac{\displaystyle x}{\displaystyle 2}は-\frac{\displaystyle 1}{\displaystyle 2}xと書いても正解です。\)

単項式と多項式 解説

◆\(2x,ab\)のように,乗法だけでできている式を単項式(たんこうしき)といいます。
◆\(x^2+2x\)のように,単項式の和で表される式を多項式(たこうしき)といいます。

(例)

単項式 \(300ab^2\)

多項式 \(x+yp-2ax+by+cz\)

◆3x-2y+5という多項式は,3x,-2y,5という単項式の和でできています。これらの1つ1つ,つまり,3x,-2y,5を,3x-2y+5という式のといいます。

◆3xの3をxの係数,-2yの-2をyの係数といいます。

(例)

\(x^2+2xの項~~~~x^2,2x\)

\(x^2の係数~~~~1\)

\(xの係数~~~~2\)

◆単項式で,かけ合わされている文字の個数を次数といいます。
◆多項式では,各項の次数のうちでもっとも高い次数を,その多項式の次数といいます。

(例)

\(x^2の次数~~~~x^2=x×xだから,2。\)

\(5xy^2の次数~~~~5×x×y×yだから,3。\)

\(4x^2y+3xy-2xの次数\)

\(4x^2yの次数~~~~3\)
\(3xyの次数~~~~2\)
\(-2xの次数~~~~1\)
\(だから,多項式4x^2y+3xy-2xの次数は3。\)

 

◆ 1つの多項式の中で,文字の部分がまったく同じである項がいくつかあるとき,それらを同類項(どうるいこう)といいます。

(例)

\(p^2q+pq+3p^2q-4pq の同類項は\)

\( p^2qと3p^2q,pqと-4pq\)

 

◆ 同類項は,係数どうしを計算して,まとめることができます。

(例)

\(p^2q+pq+3p^2q-4pq で\)

\( 同類項p^2qと3p^2qの係数を計算して,1+3=4\)

\( だから,まとめて4p^2q\)

\( 同類項pqと-4pqの係数を計算して,1-4=-3\)

\( だから,まとめて-3pq\)

 

◆2x×3yのような,(単項式)×(単項式)の計算では,係数は係数どうし文字は文字どうしをかけて行います。

(例)

\(2x×3y=2×x×3×y\)

\(=2×3×x×y\)

\(=6xy\)

だから,係数どうしの積と文字どうしの積を求めればいい。

(例)

\(2ab×2b=2×a×b×2×b\)

\(=2×2×a×b×b\)

\(=4ab^2\)

 

◆(単項式)÷(単項式)の計算は,次の手順で行います。

①式を分数の形に表す。

②分母と分子に共通な約数や文字があれば,約分する。

(例)

\(4xy÷3y=\frac{\displaystyle 4xy}{\displaystyle 3y}\)←まず,分数の形にします。

\(=\frac{\displaystyle 4×x×y}{\displaystyle 3×y}\)←分母と分子にyがあるので約分。

\(=\frac{\displaystyle 4x}{\displaystyle 3}\)

(例)

\(a^6÷a^2=\frac{\displaystyle a^6}{\displaystyle a^2}\)
\(=\frac{\displaystyle a×a×a×a×a×a}{\displaystyle a×a}\)
\(=a^4\)

 

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当記事は、TLTソフトに収録されている問題、解説の一部を加工し掲載したものです。

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