今日のTLT学習 新石器時代(中学歴史)
問題
(1)1万年ほど前に氷河期が終わり温暖になった。植物の分布が変わり,大型の動物も少なくなった。
人間は採集し,狩りをし,漁をつづけていたが,やがて,野生の植物を作物化して栽培し,( )をはじめるようになった。また,野生の動物を飼いならして( )をはじめた。これらがはじまると,人々は耕地の近くに( )するようになった。みがいて形を整えた( )石器や煮たきなどに使う( )をつくり,衣服も使われるようになった。
(2)このような,( )石器や( )が使われ,( )や( )をはじめた時代を( )時代とよんでいる。
解答
(1)
農耕
※野生の植物を作物化するのですから,長い長い時間がかかります。稲を例にとれば,穂の落ちないものやいっせいに穂がでそろうもの,穂の数が多いものなどを根気よくよりわけて育てていきます。親から子へ,子から孫へと何代も何十代も何百代もとつづけ,いろいろな野生の植物が作物化されていったのですね。また,野生から作物化された,稲,大麦,小麦,バナナなどは,長い年月をかけて各地に伝わっていきました。
牧畜
※狩りの生活のなかで,人々は動物についてよく知るようになります。「この動物の乳はうまいし,大量に乳をだす」「この動物は何頭も一度に子どもを産む」……。これらの役にたつと考えた動物が家畜化されていきます。野生のいのししや野牛,野生ひつじ,野やぎなどです。現在の家畜につながっている祖先です。
定住
※作物を育てる耕地近くに定住することになりますね。
磨製
※必要性や用途(使いみち)に応じた形にみがいて整えた石器が磨製石器です。
土器
※磨製石器の発掘される土の層からは土器も発見されます。旧石器時代(打製石器の時代)には土器はつくられませんでした。
(2)
磨製
土器
農耕
牧畜
新石器
※旧石器時代と新石器時代のちがいをおおざっぱにあげると次のようになります。
旧石器時代 → 打製石器 採集 狩り 移動
新石器時代 → 磨製石器 土器 農耕 牧畜 定住
旧石器時代と新石器時代をあわせて原始時代といいますが,この時代には,狩りの獲物や農耕での収穫物は分かちあい,身分の差がなかったと考えられています。
解説
◇新石器時代◇
1万年ほど前に氷河期が終わり温暖になった。植物の分布が変わり,大型の動物も少なくなった。人間は採集し,狩りをし,漁をつづけていたが,やがて,野生の植物を作物化して栽培し,農耕をはじめるようになった。また,野生の動物を飼いならして牧畜をはじめた。農耕と牧畜がはじまると,人々は耕地の近くに定住するようになった。みがいて形を整えた磨製石器や煮たきなどに使う土器をつくり,衣服も使われるようになった。
このような,磨製石器や土器が使われ,農耕や牧畜をはじめた時代を新石器時代とよんでいる。
※野生の植物を作物化して=稲や小麦,いも類などを何代,何十代,何百代と長い年月をかけて,野生の植物を人間の利用しやすい作物に変えていった。
※牧畜=動物を飼いならし,牧畜がはじまった。動物に子を産ませてふやしたり,ひつじや牛の乳から乳製品をつくったりするようになった。
※定住=農耕ができない乾燥地や寒冷地では,ひつじやトナカイ,牛などをつれて移動する遊牧生活が営まれた。
※新石器時代=旧石器時代とこの新石器時代をあわせて原始時代とよばれる。
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